ご挨拶

西武鉄道 株式会社 取締役社長 白山 進

西武鉄道株式会社

取締役社長 白 山  進

 

このたびの東日本大震災により被害を受けられた方やそのご家族、関係者の皆さまに心からお見舞い申しあげます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申しあげます。

西武鉄道は、池袋線・新宿線の2つの幹線を中心に、13路線179.8km、1日の輸送人員169万人を数える鉄道会社です。輸送力増強、安全性の向上を柱とした鉄道事業を堅実に行う一方、宅地開発により多くの良質の住宅を提供するとともに、沿線各地でレジャー施設を運営するなど、沿線価値の向上に積極的に取り組み、地域社会の発展に努力してまいりました。

西武グループでは、2006年3月に持株会社「西武ホールディングス」を設立し、その傘下に「西武鉄道」と「プリンスホテル」の2社をグループ中核会社として配置する形でグループガバナンス体制を構築いたしました。グループの経営理念・進むべき方向性を示す『グループビジョン』を制定し、『でかける人を、ほほえむ人へ。』のスローガンのもと、グループとして早期上場の実現を目指し、各事業を展開しております。

グループの中核を担う西武鉄道では、輸送の安全を最重要課題としてとらえ、ハード・ソフト面におきまして積極的な設備投資により事業を進めております。2012年度には、池袋線と東京急行電鉄東横線及び横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転を予定しており、横浜方面との相互アクセスが飛躍的に向上することが期待されます。また、連続立体交差事業では、本年4月に池袋線練馬高野台駅~石神井公園駅付近の下り線を高架に切り替えました。新宿線につきましては、事業化へ向け地元自治体と協力して計画を鋭意進めております。踏切事故や交通渋滞の解消に向け、安全性の向上を図るとともに、分断されていた街の一体化を図ることで、沿線価値の向上を目指し、引き続き事業の推進に努めてまいります。さらに、所沢駅を始め駅舎改良やバリアフリー化を積極的に進めるほか、1枚で2つの経路が乗車可能なPASMO定期券「だぶるーと」や「Oneだぶる♪」の発売などサービス向上にも努め、より便利で快適にご利用いただける人にやさしい鉄道を目指しております。

子育て支援事業の一環として、駅チカ保育所「Nicot(にこっと)」やお子さまの安全を見守る「SEIBU 安心メール」サービスなど、安心できる子育て環境の整備を進めております。また、環境への取り組みとして、引き続き「飯能・西武の森」、「芦ヶ久保・西武の森」の整備を進めるほか、こどもたちに環境問題に関心を持ってもらうための環境イベントの展開や、沿線地域の発展に貢献すべく、アニメ文化を活用したイベントなどへ積極的に協力するなど、「グループビジョン」の精神にのっとった事業活動を展開しております。

今後とも、安全輸送はもちろん、お客さまのニーズを的確にとらえたサービスの提供や、環境問題、地域との共生に積極的に取り組むことにより、お客さまの重要な生活基盤である「鉄道」として、皆さまの毎日の暮らしを支える企業であり続けられますよう、これまで以上に努力してまいります。引き続き皆さまのご支援・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

2011年9月

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