地球温暖化対策、効率的なエネルギー・資源の利用

西武グループでは、企業の環境対策に対する社会的な要請を踏まえ、グループビジョンの中で「常に、自然環境、地球環境への配慮を忘れません。」と宣言しております。西武鉄道ではこれを実現すべく、効率的なエネルギー・資源の利用を進めています。

地球温暖化対策

エコパートナーのヤギによる除草

エコパートナーのヤギ

2009年8月から武蔵横手駅や元加治駅の線路脇の社用地で、ヤギによる草刈りを行っています。2011年2月には、ヤギの「そら」と「みどり」の間に「だいち」が誕生し、現在3匹がエコパートナーとして活躍しています。
除草に機械を使わないため、CO2の削減効果が見込まれ、試算では年間約176kgのCO2が削減されます。これは燃費15km/ℓの自動車で東京~大阪間(約500km)を1往復できる計算になります。(当社調べ)

Spa&Sports EMINOWA が、環境省の「省エネ照明デザインモデル事業」に採択

スパ&スポーツエミノワのフロントエントランスホール

Spa&Sports EMINOWA 西武フィットネスクラブ 所沢のフロントエントランスホールでは、LED照明を演出的な間接照明とすることにより「心地よいゆらぎの光」による快適性を追求。館内全体においてもCO2を40%削減し、新しい省エネ照明のモデルとして高く評価されました。

太陽光発電システムの導入

太陽光発亀システム

2007年に下井草駅に太陽光発電システムを設置し、現在では東長崎駅・武蔵藤沢駅・拝島駅を加え全線の4ヵ所に太陽光発電システムを設置しています。発電した電力は駅の照明やエスカレーター、エレベーターなどに使用しています。4駅の合計期待発電量は年間3.5万kwhで、CO2を年間12t削減できます。

ハイブリッド発電型の街路灯の導入

ハイブリッド発電型の街路灯

風力と太陽光を利用したハイブリッド発電システムを2008年に武蔵藤沢駅に導入しました。出力は最大3kwで、1日平均500whの発電が見込まれています。発電した電力は蓄電池に蓄えられ、街路灯に使用しています。

新しい駅コンコースなどへのLED照明の導入

LED照明(石神井公園駅コンコース)

CO2の削減と省エネルギーを目指して、駅リニューアルなど設備改修時にコンコース、階段、トイレ、ホーム待合室などの各施設でLED照明化及び省エネ照明化を進めています。(写真は石神井公園駅コンコース)

連続立体交差化による踏切部の交通渋滞の解消

連続立体交差

池袋線の高架複々線化工事については、1971年から連続立体交差化工事を進めています。2003年3月までに池袋線桜台~練馬高野台駅間が完成し、現在は大泉学園付近までの工事を進めています。また、JR中央線高架化工事に伴い、多摩川線武蔵境駅付近の高架化工事が完成しております。踏切をなくすことにより踏切事故や踏切部の交通渋滞を解消し、CO2の削減を図っています。

  • 池袋線桜台~練馬高野台間(19踏切廃止済)
  • 池袋線石神井公園付近(6踏切廃止済、今後3踏切廃止予定)
  • 多摩川線武蔵境付近(3踏切廃止済)

車両のVVVFインバータ装置の冷媒の純水化

車両のVVVFインバータ装置の主回路素子冷却用の冷媒には従来「フロン」を使用してきました。しかし、オゾン層破壊物質及び温室効果ガスでもあることから、2001年からこれらを全く含まない「純水」へ切り替えています。

変電所整流器の冷媒の純水化

変電所の整流器の冷媒を、オゾン層破壊物質である「フロン」から破壊物質の少ない「代替フロン」へ変更してきました。しかし、「代替フロン」にもオゾン層破壊物質が含まれ、さらに温室効果ガスでもあることから、2001年よりこれらを全く含まない「純水」へ切り替えています。

変電所機器の電気絶縁ガスを非温暖化物質に変更

特別高圧回路の電気絶縁ガスに「ドライエア(乾燥空気)」を使用した機器を導入して、非温暖化を図っています。

効率的なエネルギーの利用

車両へのVVVFインバータ装置の採用

車両へVVVF(可変電圧可変周波数制御)インバータ装置を採用しています。

6000系・8500系・9000系・20000系・30000系及び10000系の一部に採用しています。

車両への電力回生ブレーキの採用

電力回生ブレーキ(ブレーキにより発電した電力を架線に戻し他の電車が再利用するシステム)を搭載した車両を1977年から導入しています。この車両はブレーキをかけた時に、車両に搭載した回生ブレーキにより発電するもので、この発電した電力を架線に戻し、他の電車が力行(発車・加速)時に利用することで、電力の削減を図っています。

2000系・3000系・6000系・8500系・9000系・20000系・30000系及び10000系の一部に採用しています。

高効率変圧器の採用

石神井公園駅など

ステンレス車両・アルミ車両の導入

車両の軽量化

1992年から塗装のいらない金属や重量の軽い金属を使用することで、車両を軽量化し、走行時に使用する電力を節約しています。また、車両の検査時に補修や再塗装などで使用する塗料や塗装乾燥用の燃料も削減しています。

ステンレス車両:6000系の一部

アルミ車両:6000系の一部、20000系及び30000系

回生電力貯蔵装置の設置

回生電力貯蔵装置

2007年に国内で初めて「回生電力貯蔵装置(電力回生ブレーキにより発電された電力を蓄えて必要な時に供給する装置)」を2ヵ所の変電所に導入しました。この装置は、回生車両がブレーキをかけた時に、車両に搭載した回生ブレーキにより発電した電気エネルギーを、変電所に設置した「回生電力貯蔵装置」に貯蔵し、電車が力行(発車・加速時)する時に貯蔵した電力を放出するものです。これにより電力使用量を削減し省エネルギー化を図っています。

吾野変電所及び正丸変電所に設置しています。

照明のインテリジェント化

1990年度から駅の照明をインバータ化。さらに、タイマー制御、人感センサーなどで適切に制御し、省エネを進めています

信号機のLED化

信号機の電球を省エネルギー効果の高いLED(発光ダイオード)に随時変更しています。LEDは長寿命なので交換周期も延長でき省資源にも貢献しています。

環境にやさしい広告媒体の採用

2006年から長寿命・省エネにすぐれた映像媒体をターミナル駅に設置しています。電飾看板広告も、蛍光灯から電力消費量が少ないLEDへの転換を進めています。

地域環境保全対策

騒音の低減

VOC(揮発性有機化合物)排出量削減対策

VOC排出量削減対策

駅や信号踏切等の施設・設備の構築にあたり、光化学スモッグの発生原因の一つであるVOC(揮発性有機化合物)の発生をなるべく削減するための取り組みを推進しています。駅施設では、鉄骨材の塗装をやめて溶融亜鉛メッキを取り入れることにより、新設時塗装や塗り替えの必要を無くしてVOCの100%削減を図っています。また、信号踏切関連設備においても低VOC塗装を使用してVOCの発生を削減する取り組みを進めています。

  • 亜鉛メッキ処理(池袋・東長崎・ひばりヶ丘駅)
  • 低VOC塗装(信号踏切設備)

省資源・廃棄物対策

省資源対策

  • 使用済み乗車券類のリサイクル
  • 資源ゴミのリサイクル
  • 座席の詰物へのリサイクル可能なポリエステル素材の使用
  • 建設現場におけるリサイクル材の使用
  • 車両製造時、及び廃棄時にリサイクル性の高いアルミ構体の採用

廃棄物対策

  • PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正管理、適正処理
  • 建設リサイクル法に則った建設廃材の適切な処理
  • 車両部品の非アスべスト化
  • 車両の電子機器プリント基板の非鉛化

 

 

2011年3月31日現在

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